ニキビと口内炎はどちらも皮膚のトラブルでよくある悩み。
大きなニキビがお顔にどんと出来ているだけで一気に気持ちが落ちますし、口腔中に口内炎ができていると痛みが気になって美味しいご飯やスイーツも楽しめない……
そんなニキビと口内炎ですが、「なぜかいつも同じタイミングでできるんだよね~」なんて覚えはありませんか?
実はニキビと口内炎の発生理由はほとんど同じなんです。
今回のコラムは「ニキビ&口内炎徹底講座」。症状が発生する原因や改善、予防法についてお話しします。
ニキビや口内炎は「ビタミン不足」が原因
ズバリ、大人のニキビと口内炎ができる理由は生活サイクルの乱れ。
- 夜更かし、不眠
- 食生活の乱れや栄養不足
- 外食や肉食が多い
- ストレス
- ハードなスケジュール
こうした要因で生活のリズムが狂うと、肌荒れを改善してなめらかな肌や粘膜の健康を維持するビタミン群が不足します。
これがニキビや口内炎の原因となるのです。
同じタイミングでニキビと口内炎ができる理由としては、肌と粘膜が必要としている栄養素が同じで、またその栄養素が不足しているということが考えられます。
ビタミンB群の欠乏が大きな原因
生活リズムの狂いによってニキビや口内炎の発生に影響を及ぼしているのは、おもに「ビタミンB群」と呼ばれるもの。
神経の働きを正常に保つ役割を果たしており、不足してしまうと自律神経のバランスが崩れやすくなります。
また、過度なストレスを受けると急激に消費されるという特徴があります。
ビタミンB2
ビタミンB群の中でもニキビや口内炎に関係が深いもののひとつが「ビタミンB2」。
取り込んだ脂質・糖質・タンパク質を分解し、エネルギーに変換するのをサポートする栄養素です。
- 皮脂の過剰分泌を抑制する
- 脂質などの代謝を活発にする
- 皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生
- 老化の要因「過酸化脂質」を分解、消去する
- 発育促進
以上のような効果があり、食事の偏りに加えて過剰なストレスや強度の高い運動などでも急激に消費されます。
ビタミンB6
ビタミンB6もたんぱく質や脂肪の代謝に働き皮脂の過剰分泌を防ぐものです。
そのほかにも様々な役割があります。
- 脳の神経伝達物質の合成
- 免疫機能の正常な働きを維持する
- 皮膚の抵抗力の増進
- 皮膚の炎症を予防する
- 赤血球のヘモグロビンの合成 など
ビタミンB6は興奮を抑える働きも持っており、不足するとイライラや記憶力低下などの中枢神経の障害につながることがあります。
ニキビや口内炎に作用するビタミン群
ニキビと口内炎のメカニズムをチェックすることで、ビタミンB群がどのように作用しているのか詳しく見てみましょう。
皮脂と炎症を抑えニキビを作らせない
ニキビの必須要件は「皮脂」。
この皮脂が毛穴の内部にある皮脂腺に蓄積し、毛穴に閉じ込められた皮脂が古くなってターンオーバーによりはがれた角質と混ざって角栓となります。
そこに皮膚の常在菌「アクネ菌」が過剰増殖することで、ニキビができるのです。
ビタミンの働きが正常であれば皮脂の分泌は抑えられますが、不足している場合皮脂は過剰分泌されて溜まりやすくなってしまいます。
ごく小さな白ニキビ(面皰)ができると、それを足掛かりに炎症を起こして周りの肌に影響し、赤ニキビに発展します。
炎症を抑える作用がビタミン摂取不足でうまく機能しないと、ニキビはできやすく悪化しやすくなってしまうのですね。
粘膜の抵抗力を維持し傷を口内炎につなげない
口内炎の必須条件は「抵抗力の弱化」と「傷」。
ビタミン不足で体の抵抗力や新陳代謝が低下している状態の時、頬の内側や歯茎などに刺激を与え傷つけてしまうと、その傷に口の中の細菌が感染し炎症がおよんで口内炎につながります。
口内炎の痛みで食べ物が食べられず、食欲が低下してしまうと、ストレスや栄養不足が収まらず負のループが生まれてしまうのです。
ちなみに、口内炎はできものが発生した場所によって分類されています。
ニキビや口内炎、病院に行くべき?
ニキビや口内炎の症状は不快なものだけれど、病気というにはちょっと大げさ……
病院に行くべき? と悩んだら、ぜひこの項を読んでみてくださいね。
ニキビはできれば皮膚科へ
一般的に「ニキビ」と認識されているのは、初期の白ニキビが炎症を起こして悪化した赤ニキビです。
ここまで成長してしまうと自力での治療は難しいもの。
ニキビだからと軽く見ず、できれば皮膚科を受信して専門の医師による診療を受け、お薬を処方してもらいましょう。
潰したり触ったりするのはNGです。
口内炎は2週間治らなければ耳鼻咽喉科へ
通常の口内炎(アフタ性口内炎)であれば2週間程度で回復するものですが、以下のような場合は病院を受診するべきです。
- 痛みが強すぎる
- 逆に痛みを感じない
- 2週間~1カ月以上治らない
- 発熱症状がある
口内炎かと思った症状が実は口腔がんや舌がん、ヘルペスだった! なんてことも十分に起こり得ます。
歯の詰め物や義歯が原因と考えらえる場合は歯科医へ、それ以外は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
予防には日ごろのケアも重要
ニキビや口内炎を防ぐにはビタミンの摂取に加え、スキンケアや口腔ケアを毎日こつこつ続けることが効果的です。
ニキビ対策には洗顔が不可欠
ニキビの原因となる皮脂をさっぱり取り除くためにも、毎日の洗顔は徹底して。
洗顔フォームをネットなどでよく泡立て、泡を肌の上で転がすように洗いましょう。
泡立ての目安は、手を逆さにしても洗顔フォームの泡が落ちないくらいまで。
口内炎対策の基本は清潔
細菌の繁殖を防ぐため、食後の歯みがきやうがいで口の中を清潔にしましょう。食事や歯みがきは口の中を傷つけないように優しく!
口が乾くと菌が繁殖しやすくなるので、こまめに水分を採るよう心掛けるのも大切です。
食事からビタミンを摂取
もちろんビタミン補給も欠かさずに!
ご紹介したビタミンB群に加え、「美容ビタミン」として有名なビタミンCを含む食べ物も効果的です。
ビタミンは体内に蓄えておくことができないので、一度にたくさん摂取するのではなく毎日きちんと食べましょう。
ビタミンB2を多く含む食べ物
ビタミンB2は熱に強い栄養素ですが、栄養が煮汁に流れ出やすい水溶性です。
食材を煮て調理した場合は煮汁も捨てずに活用が◎。
- レバー
- バナナ
- 牛乳
- 乳製品
- 納豆
- 卵
- うなぎ
- 海苔
- 甘酒 など
ビタミンB6を多く含む食べ物
ビタミンB群は必要な栄養だけを単体でひたすら摂るのではなく、群として複数種類をバランスよく摂取することで効果を発揮してくれますよ。
- まぐろ
- かつお
- 鮭
- さんま
- にんにく
- 小麦胚芽
- バナナ
- さつまいも など
甘酒はおすすめ美容習慣
ご紹介した食品の中でも特におすすめしたいのが甘酒!
酒粕ではなく米麹で作られた甘酒は、ビタミンB2とビタミンB6だけでなく、糖質の代謝をアップする補助効果がある「ビタミンB1」や美容とアンチエイジングに必須のコラーゲンを作る「アミノ酸」などの成分・栄養を含んでいます。
引用:www.amazon.co.jp/dp/B01KZUNVDC
「麹だけでつくった甘酒」は、日本酒の定番「八海山」でおなじみの八海酒造が製造しているもの。
さすがの美味しさは毎日飲んでも飽きません。
甘いジュースやドリンクを甘酒に置き換えてみるところからスタートしましょう♪
ビタミン剤は補助。食物からしっかり栄養を取ろう
忙しい毎日、いろいろな要因でニキビや口内炎ができるのはよくあること。
個人的な感想ですが、そういう時って「最近夜更かししてたなあ……」「そういえば、外食が増えてお肉ばかり食べている気がする」など、なんとなく原因が分かるものなんですよね。
ニキビや口内炎を生活習慣を見直すチャンスととらえて、対策のため生活リズムを整えてみましょう。
栄養不足にはビタミン剤の使用もアリですが、これはあくまで「栄養バランスを補助するためのもの」ということに注意。
食事からの摂取を心がけて!
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