ストレスでニキビができるって本当?原因や対策を解説

もくじHeading

  1. ストレスがニキビに結び付くメカニズム
  2. ストレスの種類とは
  3. ニキビができたらスキンケア
  4. バランスのいい生活とストレス解消でニキビをなくす

ストレスを溜めているとニキビができてしまう、という説は有名ですね。

実際、私も仕事がうまくいかない時や新型コロナによる自粛生活に疲れてきた時にニキビの増加が気になったことをよく覚えています。

単なる気のせいかな?と思って放置するのはちょっと待って。

ストレス=ニキビの構造、あながち間違ってもいないんです。大人のニキビや肌荒れ悩みの原因はよく考えてみるとストレス、なんてことはあり得ます。

今回のコラムでは、ニキビとストレスの関係性について解説します。

ストレスがニキビに結び付くメカニズム

肌にはバリア機能がある結論から言うと、ストレスはニキビの原因のひとつとなり得ます!

その理由は、肌が持つ「バリア機能」にあるのです。

肌のバリア機能って?

ヒトの皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立っており、さらにそのうち最も外側に位置する表皮は4つの層でできています。

  • 角層
  • 顆粒層
  • 有棘層
  • 基底層

一番外側にある「角層」は厚さわずか0.02ミリと非常に薄い部位ですが、皮脂や天然保湿成分、角質の細胞と細胞をつなぐ脂質が含まれています。

これらが機能して肌の水分を保ち、体内に侵入しようとする細菌などの外的刺激から肌を守るバリアの役割を果たします。

バリア機能はストレスで低下する

角層はバリア機能によってさまざまな肌トラブルを防いでくれていますが、以下のような理由でバリア機能が弱まってしまうことがありえます。

  • 睡眠不足や食生活(生活習慣)の乱れ
  • ストレスの蓄積

これらに共通するのは「自律神経の乱れ」。

自律神経は全身の器官をコントロールする大切なもので、交感神経と副交感神経から成り立っています。また、本人の意思とは関係なく24時間常に機能し続けています。

ストレスによって自律神経が乱れると、肌のバリア機能にも影響を及ぼし力が弱まってしまうのです。

こうして機能低下したバリアをかいくぐってきたニキビの原因菌(アクネ菌)が増殖することで、ニキビが発生します。

ストレスによる男性ホルモン増がニキビにも

さらに、ヒトがストレスを感じると「アンドロゲン」と呼ばれる男性ホルモンが体内で増加します。

男性ホルモンには皮脂の分泌を促す作用がありますので、毛穴詰まりやニキビがさらにできやすくなってしまうのですね。

ストレスの種類とは

ストレスには様々な種類がヒトのストレスはいくつかの種類に大別できます。

  • 人間関係などの精神的ストレス
  • 光や音、温度などの身体的ストレス
  • 公害やタバコなどの化学的ストレス など

特にストレッサー(ストレスの原因)の代表格とされる「過労」は、心身の著しい疲れを招くもの。

自律神経の狂いを生む大きな原因となるので、なるべく避けたいところです。

精神的ストレス

ストレスというと、こちらを想像する人が多いのではないでしょうか。

普段私たちが「ストレス」と称する人間関係や仕事の問題、家庭の問題などは精神的ストレス(心理・社会的ストレッサー)のことを指しています。

心理的ストレッサーとは

「心理的ストレッサー」は感情を伴うものです。

  • 不安
  • 焦り
  • 怒り
  • いらだち
  • 緊張
  • 抑うつ

一般的には上記のような負の感情が不随します。他のストレッサーと結びつきやすいのも特徴で、心理的ストレッサーそのものもおおまかなに分けて何種類かに分別できます。

時間のストレッサー

時間を意識してしまい、焦ったりせきたてられていたりする場合です。

例を挙げると仕事の締め切りや試験期間はもちろん、残業なども該当します。

課題のストレッサー

ノルマや売り上げ目標の達成、制作物のクオリティなど、過大なことをしなければならないときに感じるストレスはこれに該当します。

身体的脅威

身の危険を感じる時に起こるストレッサーです。事故や病気のほか、長時間労働なども含まれます。

自我の脅威

自尊心やプライドが傷つけられるような場合に感じるストレスです。同僚の前で上司に叱られたり、同僚に先を越されたり、失敗をしたりという場合が挙げられます。

社会的ストレッサー

社会的ストレッサーに該当するのは以下のようなものです。

  • インターネットの普及による情報過多
  • 過密な都市生活
  • 経済的な問題
  • 職場の人間関係

社会生活を送るうえで感じやすいもので、「社会に溶け込めない」「なじめない」という場合も該当します。

ストレスの蓄積を感じたら解消を

ストレスが溜まっているのが分かったら、軽減するために自分をよくいたわって

職場や業務がストレスであれば、休みの日には仕事から離れる場所や環境を作ってほかのことに時間や気持ちを費やせるのがベストです。

ストレス要因のことを考え続けてしまわないことが対処法としては近道。

ニキビができたらスキンケア

スキンケアをしっかりニキビ肌を美肌に戻すには、原因となるストレスを断ちながらスキンケアをていねいに行うのが大切です。

肌トラブル中こそ、今まで行ってきた自己流ケアを見直す時。

正しい洗顔はニキビの予防にも直結しますよ。

洗顔に気を配って

きちんとクレンジングして肌からメイクを落としたら、以下のような手順で洗顔をしましょう。

  • 洗顔料をしっかり泡立てる
  • 顔を泡でなでるように洗う
  • ぬるま湯でよくすすぐ
  • 水分を拭き取る
  • 化粧水や乳液でスキンケア

簡単ですが、ポイントを抑えてていねいに行わないと効果は半減!

洗顔料が効果を発揮できるよう、注意点を知って対策しましょう。

洗顔料をしっかり泡立てる

一番大事です! 面倒くさいと思っても、泡立てはとにかくしっかり

「泡立てが必要」とされて売られている一般的な洗顔料は当然ながら泡立てて使うことを想定しているため、洗顔料でそのままゴシゴシしたり粗い泡で洗ったりすると効果は半減します。

手の刺激が摩擦にもなるので、泡立てはていねいに!

泡立てネットやバスリリーを使って空気を含ませながら、手を逆さにしても泡が落ちないくらいまで泡立てましょう。

クレンジングやメイク汚れはしっかり落とす

手や顔にメイク汚れや油分が残っていると、洗顔料が泡立ちづらくなってしまいます。

鏡を使ってチェックしながら、必ずていねいに落とし切りましょう。

ぬるま湯でよくすすぐ

熱すぎるお湯でさっぱり洗い流すのは気持ちいいですが、肌への刺激が強いためNG。

ぬるま湯でていねいにすすぎましょう。

  • 小鼻の脇
  • 髪の生え際
  • おでこの際
  • あご

上のようなすすぎ残しが多い部分はとくにていねいに!

洗顔後のケアはすぐに!

洗顔後のお肌をそのままにしておくのは絶対に避けて。

肌の乾燥と皮脂の過剰分泌を招き、脂性肌に近づいてしまいます。

洗顔後は柔らかく吸水性が高いタオルで優しく抑えるように水分を拭き取り、すぐに手持ちの基礎化粧品でスキンケアをしましょう。

化粧水や美容液、乳液、クリームまであればカンペキ!

できれば皮膚科で治療を受けて

たかがニキビだし……と放置したり、素人判断で処理してしまったりはNGです。

よかれと思ってやった自己流の治療がさらなる炎症や悪化を招いてしまうかもしれません。

コンディションが落ちた肌の状態を改善するには、やっぱり専門家の診療がおすすめです。

バランスのいい生活とストレス解消でニキビをなくす

皮膚のバリア機能低下は、疲れや生活の乱れを教えてくれるサイン。

ニキビや吹き出物ができた時は、そればかり気にするのではなく「睡眠はしっかり取れていたかな」「ストレスは溜めていないかな」「食事はきちんと食べていたかな」と自分の生活を見直してみましょう。

特にストレスは周りの人など外部が要因のものも多く、なかなか自分ひとりの力で完全に取り去ってしまうのは難しいものがあります。

こまめな休息を取り気分転換を図りましょう。

どうしても難しければ、環境を変えることもひとつの対処法かもしれません。

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